今日の教養 パルテノン神殿

パルテノン神殿は、紀元前447年~前432年に建設された。ペルシア軍のギリシャ軍の勝利を記念し、ペリクレスの命令により作られた。ここにはアテネの守護神アテナ・パルテノスが祭られていた。アテネのアクロポリスの旧神殿跡に建てられている。

パルテノン神殿を建設した建築家はイクティノスとカリクラテスである。内部にある神像は彫刻家フェイディアスにより制作されている。

 

パルテノン神殿は建築様式としてドーリア式、イオニア式の2つの要素を取り入れられている。人間の視覚的な部分も考慮に入れており、円柱が下に行くほど太くなっているため、下から見上げると、実際よりも高く見える。古代のギリシャの神殿は長方形であり、四方の階段から中に入ることができた。

 

6世紀にはキリスト教会に変えられ、1458年にはオスマン帝国によってモスクに変えられた。1687年の戦いでは、神殿内の火薬に砲弾が命中し、神殿が大破したこともある。

 

ギリシャ神話のオリュンポス12神についてはまたまとめたい。