大切なことは…

若い時、とかく思春期の頃は、かっこいいもの、きれいなもの、見てくれのいいもの、多くの人に評価される人

、物、事に憧れる。

 

容姿が端麗、成績が良い、スポーツができる、集団の中で良い立ち位置にいる…etc

 

自分にないものを望み、ある人のことが羨ましくてしょうがない…

持たない自分自身に嫌悪感を感じ、胸をかきむしりたくなるほど悩み、自己嫌悪を深めていく。

 

ただ、それは内にある物に目を向けず、外にあるもの、人の評価が高いと思うものを追い求めているにすぎない。

 

自信をなくし、自分に合わないものを追い求めている人間の姿ほど、悲しいものはない。

 

何とかして手に入れたものは、手にとってみるとがらくたばかり。自分に似合う洋服だと思っていたのに着てみると似合わない。自分に合わないものなんだから、似合わないのは当たり前。でも自分自身はそれが似合うと思い込む。裸の王様だ。全て虚像だった、と気づいた時、初めて自分の足元を見る。ないがしろにしていた自己に気づく。自分という不完全な存在がいかに愛おしいものか。

 

 

本当に大切にしないといけないのは他者の価値観ではない、自分自身だ。