テストの点数=自分の頑張り=労い

コロナに水害に、その他日々の色々なニュースと、日本どうなってんだ?と思えるような最近です。

 

さて、そんな中でも中学生は今年度最初のテストが返ってきており、皆、結果を見て色々な気持ちになっているようです。

そんな彼らを見ていると高校時代の数学のテストのことを思い出しました。

 

ほわんほわんほわ~~ん(回想シーン)

 

当時、成績はあまり優れている方ではなかった私であったが、ちょっと頑張って数学の勉強をした時があった。T君という友達と一緒にテスト勉強をしていたものであった。

 

そしてテスト返却の日、先生は一言ずつ生徒に言葉を添えて答案用紙を返していた。「もっとがんばれ~」「高得点です」とその子の応じて言葉を変えていた。そして私の番。

 

「これは相当勉強しています」

 

と言われた。結果はたしか75点いったかいかないか。

T君とも点数を見せ合い、T君の方が点数が良かった。T君からそこを突っ込まれたような気もする。

 

でも、全然気にしなかった。むしろ、自分として納得がいったのである。

達成感があった。今でも覚えているくらいだからだ。

 

ほわんほわんほわ~~ん(戻る)

 

このことから思うことは、「テストの点数=自分の頑張り=労い」が成り立ち、初めてテストの意義が出るのではないか、ということである。誰かと比べるのでもなく、平均点からの差でもなく、自分の頑張り(ちゃんと頑張ったというもの)に見合った点数をとれるのか、そこが問題なのである。そしてその時に、その頑張りを労い、正しく評価してくれる第三者がまた必要なのである。

 

教員になってわかるのだが、答案用紙はすぐによく考えたか考えていないか、見ればわかる。点数ではなく、思考が鉛筆に表れるのだ。そこをちゃんと汲み取ってくれた先生には本当に感謝である。

 

というわけで、私も点数何点だったではなく、ちゃんと思考をしたのか、一生懸命に取り組んだのか、その視点を忘れないようにしたい。

 

また、生徒達も自分の頑張りがいかのほどのものだったか、結果は頑張りに見合うものだったか、納得いくものだったか、そこを考えていってほしいと思う。

 

結局、何点とった、とらなかったではなく、頑張ったことしか人生には残らないのである。という感じでテストの点数を見てほしいと思う。