鬼滅の刃について

鬼滅の刃がなぜ受けるのかについて、こんなこと、浅い考察かもしれませんが、浅い知識を織り交ぜながら考えたいと思います。

 

 

個人的には「日本人のノスタルジー」に訴えるものだと思う。

 

①鬼

昔話と言えば鬼、桃太郎、金太郎、一寸法師・・・

昔、まんが日本昔話があったが、よく鬼が出ていた・・・気がする。

とにかく、日本人の中の怖い物と言えば、鬼。

 

②家族を助ける。

話の肝としてねずこを助ける、というものがある。ねずこは、ヒロインであるが、たんじろうとは兄弟。たんじろうは長男。長男としての役割を全うしようとする。これは「家」というものを大切にしてきた日本人ならでは。

これが西洋であるならば、普通はドラゴン退治に主人公が行って姫を助けるのだが、そういう話ではない。

 

③大正時代

明治時代は、日清戦争、日露戦争、昭和時代は第二次世界大戦。

大正時代は第一次世界大戦はあるものの、日本は大正デモクラシーという雰囲気の平和な時代だったと思う。

しかも大正時代は短い。この短い中に日本の古き良き文化と新しい文化が混ざり、本当に日本独特の文化が生まれた、と思える。

日本を象徴する時代なのである。

 

というところが私の考えるところである。他にも、ねずこの竹は、竹取物語のかぐや姫を想起させる、たんじろうの服は学ラン、これは元は陸軍の軍服であるが、そういったところも無意識的にひきつけるような気がする。

 

もっと色々とあると思いますが、端的に言うと、日本人の深層心理をついている、と思うのです。