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こんにちは。杉下です。
先日、都立高校推薦入試の合格発表があり、すたでぃあ生が晴れて合格を決めました。
本当におめでとう!
「合格」という結果だけではなく、生徒が自ら「高校では○○を学びたい」「だから●●高校を目指す」と
目標を決め、それに向かって努力を続ける様子を見守ることができたのはスタッフの一人として大変喜ばしいことです。
もう随分前の話ですが、私自身も都立の推薦入試で合格をしたのでいろいろと思い出すことがございます。
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私は中学三年間は吹奏楽部でほぼ部活漬けの毎日を過ごしました。
朝練に始まり、授業、部活、最後は塾…という日々は当然かなりハードで。
すべて投げ出したくなることもありましたが、それでも進路が決まり、卒業が近付くにつれて
「この三年間、つらいことも沢山あったけど案外悪くなかったな」なんて思い始めたりもしていました。
そんな矢先に起きたのが、忘れることもない、
2011年3月11日、東日本大震災でした。
体育館に全校生徒が集まり「三年生を送る会」をやっていた最中でした。
今まで体験したことのない、大きな揺れが襲いました。
場は騒然とし、すぐに下校となりました。
その時はまだスマホも普及しておらず、私たちも教員も地震の被害の全体像を知らないまま、
友達とは「また明日ね」と別れたのでした。
帰宅してテレビをつけると、恐ろしい光景が広がっていました。
言葉が出ませんでした。
友達と「また明日ね」と言い合って別れた3月11日。
翌日も、翌々日も、結局卒業までの数日ほどしか学校に通うことはありませんでした。
交通機関・物流は止まり、計画停電で町が真っ暗になり、店から食料が消え、
連日絶望的な報道を目にし、世間は自粛ムードに包まれていました。
新聞の死亡者のリストに自分と同じくらいの年の人を見つけ、涙が出たのを覚えています。
同時に「人の役に立ちたい」と漠然としながらも強い想いを抱くようになりました。
それが私の原点だったように思います。
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当時を振り返りながら、令和に生きる生徒に対して思うのは、
「当たり前の日々なんて無い」ということです。
ありきたりな表現かもしれませんが、卒業の前に突然日常が止まったあの日はまさに、
「当たり前の日々なんて無い」
それを痛感させられた日でした。
卒業までの間、そして高校に入学してからも、
どうか一日一日を大切に生きて欲しい。
かつて同じ中学三年生だった私からの願いです。
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さて、ここまで長くなってしまいましたが。
中三生の授業は2月いっぱいで終了です。
残りも気を抜かず、頑張っていきましょう!
それでは、また。
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