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学習支援塾すたでぃあ
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こんにちは。川下です。
もうすぐ、今学期初めての定期テストがあります。
特に1年生は、初めての中学校のテストということで一体どんなものなんだろう?と思うところでしょう。
テスト期間の勉強、学習方法はいつもの学習とはまた違った過ごし方が必要にもなります。
ここでは、どんな方法が効果があるのか、特に発達障害・グレーゾーンの子、そうではなくとも学習方法に悩んでいる子も活かせることについてまとめてみたいと思います。
①まずは国・数・英
中学校は実技も含めると9教科あります。ただ、配点が一緒でも重要な科目は国・数・英です。
ざっくりと言ってしまえば、それ以外の教科は暗記科目、1日前に取り組んでも何とかなってしまうものです。
ところが、国・数・英はそうはいきません。例えて言うなれば下りのエスカレーターを上るような教科です。
ですから、この3教科のわからない部分を早めに把握し、対策をすることが必要です。そして、この3教科は「毎日」学習することがポイントです。
②提出物は終わらせてしまう。
中学生になってやっかいなものは提出物。これは計画的に取り組むのがそもそもの特性として苦手な発達障害の子たちは一番難しいでしょう。このようなものは親御さんの手も借りながら進めていってほしいと思います。ただ、その中で気を付けないといけないところがあります。変に生真面目な子に多いのですが、わからない問題に当たって、う~ん、と悩んでしまって、ああ、もう嫌になった、やーめた笑、となってしまう子がいると思います。
そういう子に伝えていることは「答えを見ながらやりなさい」です。
もちろん答えを見ずに考えることは大切です。しかし、その時間がただの悩む時間になるともったいないのです。わからないものは早めに答えを見て、理解をし、その時はわからなかった、ということにしておく。その後、時間を空けてまた取り組めば良いのです。まずは、提出課題を終わらせてしまう。その後にわからなかったところ、曖昧だったところにじっくり取り組む。そういう形を目指してほしいと思います。
③解ける問題を練習する。
ここは特に発達障害などの子は全部をやろうとしてしまうので、意識付けが重要になります。②と重なる部分もありますが、できない問題をできるようになる、というのは大変な苦痛です。それよりもできる問題を確実にできるようにします。数学の場合だと、計算問題の一部かもしれません。ですが、ここはしっかりとやった、という実感を持つことが特性のある子にとっては大切だと経験的に思います。それが特性のある子の「テスト勉強」なのです。
④目標はできるだけ細かく
何となく60点にしておいて59点となってしまった時の心境は何とも言えません。きっと55点くらいがちょうど良かったのでしょう。自分の目標はどこかを細かく見ていくことも自己理解につながります。また発達障害の子は実際にできる問題が少ないと思います。それを1問何点、と考えれば自ずと自分がとれそうな点数もわかるものです。そうすればできなかった、という徒労感も減ることになります。言わば、自分用にテストを何点満点にするかを考える機会と言えるでしょう。発達障害の子たち、中学校のテスト、まさにここの部分を大事にしてほしいところです。
⑤音読に優る学習方法はなし
個人的に音読に優る学習方法はないと思います。全教科に当てはまります。国語も本文を音読する、数学も書きながら音読、英語は音読なしにはできません。理社は言わずもがなです。たくさんワークや問題集を解く必要はありません。その時間があるのならば教科書をとにかく音読すること、これが一番の学習方法だと思いますし、一番頭に入ると思います。
もし、文字を読むことが苦手な子、疲れてしまう子、そういう子はYoutubeにたくさんの動画や音声データがあります。耳から情報入力することを考えてみましょう。
⑥赤シートは直前のみ
赤シートの学習はやっている気になってしまいます。ドラゴン桜でもありました。まずは書いたり、音読したりそういう勉強を進め、最終的に確認作業で赤シートを使いましょう。まずはたくさんの問題を解いたり、口を動かして音読をしたりすることが大切です。
⑦過去問を活用する。
大学時代は試験期間、先輩から過去問を借りて対策をしていました。ところが、なぜか中学、高校ではそういうことはやっていませんでしたし、周りもそうでした。実際に今の中学生たちも先輩から過去問を見せてもらったりはしていないようです。過去問は一番問題の予想を立てられますし、何より、量や形式など、こういう感じか、というイメージを持つことができます。気持ちの面で、ハードルが下がり、安心感につながるのです。すたでぃあでも、テスト前はその子の在籍している中学校の過去問に活用をしています。
⑧合理的配慮も求めてみる。
難しいかもですが、ダメ元で合理的配慮も求めてみましょう。もちろん、問題を簡単にしてほしい、ということではなく、大き目のプリントにしてほしいなど、課題は変えずにその子の特性に応じて力が発揮できやすい環境に整えることです。こういう部分は実際にケースを積み重ねていけば、これが高校受験の時に合理的配慮の実績となり、正当に入試で合理的配慮を求めることにもつながります。最初から諦めるのではなく、可能性は捨てずにいましょう。
毎回、テスト期間は私も胃が痛いですが、生徒と共に乗り切りたいと思います。
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