テストの点数との向き合い方、やる気を維持する難しさ

夏期講習の申し込み、随時行っております!

夏期講習ページ

お早めにお申し込みください。

中学生はテスト期間が終わり、テストが返却されている頃かと思います。

 

今日は、中学生ではなく、どちらかと言えば小学生のテストに関して考えていきたいと思います。

 

当塾への相談で、昨日家で教えたのに翌日に同じ問題をやってみると忘れている、ということをよくお聞きします。

あれだけ家で頑張ったのに、カラーテストが返ってきてみると、全然点数がとれず、親子共々落胆してしまう・・・

これは発達障害やグレーゾーン、特性のあるお子様によくあるお話です。

 

このようなことが続くと、どうしてもやったって意味がないじゃないか、という気持ちになり、学習自体に気持ちが向かないことになってしまいます。そうやって勉強が嫌いになってしまった子をたくさん見てきました。

 

そもそも、よく言われるWISCのワーキングメモリ、ざっくりと言ってしまえば記憶力に弱さがある子は、思い出しながら解答を書いていく、というそれ自体に難しさがあります。ですので、難しいものは難しい、と言ってしまうとそれで終わりなのですが・・・

 

実際に家庭学習など、テストではない場面でどのように向き合っているか、そこにこそフォーカスしたいところです。

当然、ヒントもあるし、テストよりも状況的には簡単でしょう。ですが、学習に取り組んでいるそのこと自体は価値のあることだと思います。そこでどうしてもこれだけやったからテストは大丈夫だろう、そう期待をしてしまいます。子どももそうなのです。ところが、その時点で結果に目が向き、やっている「今」のことがすっぽりと抜けているようにも思えます。

 

結果は結果、また結果も大事。だけどそれ以上に取り組んでみてその時だけでも「わかった!」「こうすればいいんだ!」そのような気づきがある日々の学習にしていきたいところです。

 

塾でも同じようなことがありますが、「今」になるだけフォーカスをして、しっかり理解をしているか、取り組んでいるか、そういった部分を見ようと努力をしています。

もちろん、なかなかこれはこれで骨の折れるものではあります。ですが、この視点が子どもが学習自体が嫌いにならない要素になるように思います。また、中学生に向けての学習の土台になると感じます。

 

テストの点数の高い、低いよりも、「わかった!」と思える瞬間が多く生まれるように。

塾でもこのことを心がけないと、と日々の授業の中で自分自身が気づかされます。