小5算数 分数のたし算ひき算~通分の学習~

京王井の頭線西永福駅から徒歩1分 。東京都杉並区永福町の学習塾(少人数制・個別指導)学習支援塾すたでぃあです。

お申し込みは下のバナーより!

東京の発達障害・グレーゾーン・勉強が嫌い・勉強が苦手な子のための塾  少人数制・個別指導  学習支援塾すたでぃあ

小学5年生のクラスで分数のたし算、引き算を学習しました。

特に小5の分数の計算は分母が違うものなので、「通分」をしなければいけません。

 

通分は今後もずっとついてまわる学習です。この最初のところが非常に大切といっても過言ではありません。

ここが習得できないと中学生でも1/2+1/3=を2/5としてしまいます。

 

ただ、分母と分子をそのまま足し合わせるというのは自然が感じでもあります。そう考えてしまうのもわかるところです。

 

さて、どのように教えるのか。以下のような教材を使います。

①与式の分数について分数教材(1/2、1/3)を数字の下に置いてもらいます。

 

②ここで、分母が違う場合、色と分母の数字が異なるものを合わせたことになってしまい、どう表せばいいのかわからないことに気づかせます。

 

③ここで「通分」のを簡単に説明をします。分母が同じ、同じ色の教材であれば計算ができる。であるならば、元々の分数の形を変えることを考えさせます。ここは指導者が先導する形で行います。思考が入り込むと複雑になる可能性があるからです。

 

④途中の式の分母が変わった数(3/6、2/6)について、教材を黒板に貼ってもらいます。最初に使った教材(1/2、1/3)と重ね合わせて分母が変わったけど、量は変わらないことに気づかせます。また同じ色になったので計算ができることにも気づかせます。

 

⑤答えを求めます。結果として最初の(1/2、1/3)の教材を重ね合わせても同じ量であることを説明します。

 

どうでしょうか。なかなか授業の動きのある部分を説明するのは難しいのですが、このように視覚的に説明をすることでより、理解が深まり、その後の問題演習もスムーズでした。

 

このような教材の利用や指導は決して特性のある子、発達障害、グレーゾーンの子だけがわかりやすく感じるものではありません。実際に支援が必要な子に合わせた形の指導が結果として定型発達の子にとって有効であるということも言われるところです。よって教育はどんな子であっても効果的であるユニバーサルデザインの形が望ましいと考えられます。

 

そういう意味で当塾はどんな子も教育対象となるわけです。

「わかりやすい授業」というものを追求する、そこに尽きると思います。