特性に応じた指導とは何でしょうか。
特性のある子、発達障害、グレーゾーンの子は往々にして学年相応の学習ができないことが多いです。
そうなってくると、まず思いつくのはそれまでの学習ができていなかったから、ということで学年や教材のレベルを下げて学習をすることになります。
ここはやや難しいところですが、レベルを落とすことが必ずしも特性に応じた指導ということではない、ということです。
特性に応じた指導とは文字通り、特性に応じて視覚情報で伝えた方がいい子は視覚情報で、聴覚情報で伝えた方がいい子は聴覚情報で、といった具合にその子に応じて伝え方、やり方を変えることに他なりません。
ですので単純にレベルを下げて本人のできるレベルにした学習が特性に応じた学習・指導ではないのです。
一見、その教材ならばできる、と指導者側も思ってしまいがちですが、それは単にレベルを下げただけで、その子のニーズに合わせたとは言えません。
このことを考えながら指導をしていくことが重要だと思います。
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