最近思ったこと~算数・数学~

9月となって10日が経ちました。

 

いよいよ本格的に2学期に入る、というところでしょうか。

夏休みが終わって大人も子どもも充電をしっかりできていたのが、そろそろ普通の生活になり、エネルギーの配分も考えていくことが必要な時期かと思います。まだ9月は始まったばかり、ここで焦らず、着実に日々を過ごしていきたいものです。

 

さて、塾で小学1年生から中学3年生までの学習を見ていますと不思議なことに気づきます。

特に算数・数学に見られます。

 

算数と数学を学びに来ている生徒で、小学生は、最初、具体物を使って指で数えたり、口で数えたりするところから、指や口は動かさず、目で数えたり、頭の中で計算することを促します。

すなわち暗算ができるようになるためです。

 

では、中学生はどうか。ほとんどの子は暗算ができます。ところが、同時に計算ミスが多くなるのです。そこで伝えるのが、声に出しながら計算をすることです。すると、口に出して注意力が増すことにより、計算ミスは少なくなります。

 

一度、頭の中で計算する力を身につけてきたのに、また前の計算の仕方に戻るような何とも不思議な感じがしています。

 

学びというものは常に、先に進んだり、戻ったりを繰り返しつつも、徐々に次の段階に上っていくようなもののようです。