今日は杉並区の中学校では卒業式であったようです。
もう、塾の中3生は2月で塾を卒業してしまいましたが、改めて中学校卒業おめでとう!
義務教育が終わったということは、これからは自分の意志で学ぼうと思って歩み出した、ということ。
学ぼうという意思は何も勉強という意味ではない、この先起こりうる人生の様々なことを自分の頭を使って解決しようと思う、その一歩にすぎません。
人間を人間たらしめているものは理性があること。理性とは感情や本能に惑わされずに、自分の想いを持ち、その想いを具現化し、行動できる力が一人一人に備わっているということ。だから原則的に、誰かが言ったから、親が言ったから、ではなく、自分自身が考えたこと自体がその人自身をその人たらしめている。
誰かに寄りかかるのではなく、自分という人間の中にそんな素晴らしい力が一人一人に備わっていることに胸を張って日々を送ること、それがその人の人生を彩り、この社会を形成しているはず。
どんな選択、どんな思いであってもそれはその人のオリジナリティであり、それ自体に価値がある。つまり私達一人一人は価値があり、尊重されるという存在なのである。
だからこそ、私達は自分のオリジナリティで社会に貢献しなければならない。original→originとは起源ということ。
つまり、人間は個々の起源において既にオリジナリティ、独創性を持ち合わせているのである。
持っているものを思う存分、使い果たす、それが人間の役割。
自分という人間を深く深く掘り下げる、いいところもあれば悪いところもある。その逃げも隠れもできない自分自身と直面し、それを直視することができるか、そこに対峙し、コミットすることができるか。
どんな作業よりも重労働。だけど、その先にきっと誰にも真似できないその人の広い広い世界が広がっているはず。その世界は今いるこの実社会と地続きで、本当の意味での「自分」がいるでしょう。
ということを考えたのでした。
卒業おめでとう!
コメントをお書きください