社会貢献とお金を稼ぐこと

自分の好きなことやって生きて、お金が稼げたらどれだけいいだろうか・・・私も昔はすごく思っていました。今も思っていますが。

例えば、ユーチューバーに憧れる小学生、ゲームをして勝手にお金が手に入ればそれはとても楽しいこと。

 

自分自身は自営業者ですが、ある意味「事業」を行っています。

本当に意味のある事業は社会のインフラになっていると感じます。それがなくては皆が困るもの。

AmazonやSNSだって、急に無くなったら皆困ります。私も困ります。

 

そもそも人間はなぜ集団生活を送るようになったのか。それは分業をする必要があるからだと思います。

生きていく中でやらなければいけない仕事は分けることで、その集団そのものの生存確率を高めることができます。

この仕事は、この人が得意だからこの人、この仕事はこの人・・・という風にして社会は成り立っています。

 

やはり人は一定の社会性を持ってして活動を営むものだと思うのです。そして、物やサービスを上手く回すために生まれたものが「貨幣」だと思います。歴史的な考証はわかりませんが、以前読んだ本によれば、何にでも替えられる価値のあるものを設定し、皆が認識することによってお金の概念が生まれたとのことでした。

 

よって、まずは自分自身、そして自分につながる人々が生きていく中で役割が生まれ、それをより円滑にするためにお金が生まれた。

順番に考えればお金、というものは後に生まれたと考えられるのです。

 

だから、自分からこれをやりたいんだ、と言うことや、これだけのお金が欲しいからこれをやるんだ、ということはある意味、本末転倒なのです(もちろん全てがそうとは言い切れないですが)。

 

自分自身が思うに、この塾、事業は社会貢献をする必要があると思っています(どんな仕事もそうですが)。どう社会貢献をするか、と言えば学習に困難のある子への教育という貢献です。それがこの塾の役割なのです。この貢献が成り立って初めて、その対価としてお金が生じます。

 

同時に、そこで働く人も対価を得て生活をするのですから、その人の人生が幸せにつながることが理想です。私のことはさておき、働くスタッフはここで働くことが自分自身の役割と感じてもらうことが大切だと思っています。

 

ここまで言ったことは理想であるのですが、原理原則でもあります。

ビジネス的に考えることと社会貢献というのはなかなか上手くバランスをとるのが難しいことだと思います。

 

起業家精神でいると、自分と事業がごっちゃになることが多々あります。

あくまで、まず事業があって自分はあくまでスタッフの一部、この事業は社会的な意味、貢献をする必要がある、だから存続していくことが必要である、そう考えるようになりたいと思ってます。