記憶力が弱い子のテスト

先日、授業の中でやった実践について。

 

小5の面積の公式について、三角形、平行四辺形、ひし形、台形とあります。

なかなかこの公式を覚えるのは大変です。

 

公式について言葉ではなく、三角形の底辺×高さ÷2だったら、△ │×─ ÷2 という感じで記号で覚えるようにしました。

これを図形ごとに△、▱、◇、台形(パソコンで形がないので文字にします)の形を描いて、その横に公式を記号で書くようにしました。

 

そしてそれを思い出すように、まず問題を解く前にプリントに書けるかを確認しました。

まず、テストが渡されたらその公式を書く、という作業を行えるように反復で練習しました。問題を解いているうちに公式を忘れる可能性があるためです。

 

今回教えた子に実際にこのやり方が合っているかはもうしばらく見ないといけません。その子についても記憶力が弱いかはまだ見極め中です。

 

ですが、このやり方は基本的にワーキングメモリーが弱い子、記憶力が弱い子については方略として良いかなと思っております。

中学生にもテスト前に教えるのですが、実際にテストを配られるとそれ自体を忘れてしまうという状況も現実的にあります・・・苦笑

 

今回は記号で教えましたが、言語理解が高い子は公式を語呂合わせで伝えた方が良いと思います。それは子どもによって色々になります。

 

忘れてしまうのは努力不足ということで単純に済ませられるものでもありません。学校のテストの前までついて教えることはできませんし、子ども達がこの方法を使うかまで保証はできませんが、少しでも何か役に立てばと思っています。